【タイトル未定のブログ】

ものぐさな人のある日の出来事だったり。

 考えたことなかった。

 
「わんだら〜君。 コレ、修理終わったよー」
 と言いながら、コンクリートの打設に使う棒状バイブレータを持ってきてくれました。 ウチのお客さんから修理で預かっていた物です。
 預かったものの、あまりにも古い物(少なくとも僕が入社するより前に購入した物)だったため、交換したい部品がもう生産されてなかったんです。
 
 あまりにも古かったり、費用の掛かりそうな物の場合は、買い直す方を薦めることがほとんど。
「いや〜、やっぱりアレ(交換したい部品)無かったから、手持ちの部品をちょっと削って調整しといたけん」
 ウチでは部品が手配できそうにもないため、修理屋さんならば持ってるかも、と思ってお願いしていたんですが……ここまで古いとさすがに持ってなかったようで。
 ですが、まさか手持ちの部品を(削るだけとはいえ)加工してまで直してくれるとは思ってもみませんでした(゚ω゚)
 
「これナ、多分やけど、自分らが仕事を始めた(起業した)ときに買うたモンやろ。 いわゆる長ーいこと自分らの仕事を手伝ってくれたモンなんよ」
 
 あぁ、なるほど。
 そんなこと、一言も聞かされてなかったし思いもしなかった。
 年代的にはそんな感じかも知れないなぁ。
 ただ、持ち主であるお客さんに「そうなんですか?」と、聞くようなことはしません。
 知りたがりは嫌われやすいし(´ω`)
 
 やっぱり職人って人は目の付け所というか、考えることが一歩踏み込んでるなぁ。
 ではでは。