【タイトル未定のブログ】

ものぐさな人のある日の出来事だったり。

 今週のお題

 
 お題は「ゾクッとする話」ですか〜。こんな話こんな事があったりしてますけど、他にあったかなー。
 
 就職してからそれなりに経つわけですけど、お世話になった人もチラホラと退職、転職、果ては亡くなられた方もいるんです。 新聞のお悔やみ欄に同姓同名の方が載ってて、まさかと思って出勤するとそのまさかだったり。
 
 1.
 車で移動中「あれっ?」と思うことがあります。
 さっきすれ違った車を運転してた人、◯◯さんじゃない? ってね。
 でも、そんなコトあるはず無いじゃないですか。
 だって、その人先月ぐらいに亡くなってるんですから。
 他人のそら似、というヤツでしょうけど……やっぱりビックリします。
 
 2.
 所長も、ある日携帯に着信アリ。 見てみると――この前亡くなった人の名前が画面に表示されてる!?
 さすがの所長もビックリたまげてその場は電話を取らず。 そして着信音が途切れたかと思うと、またすぐに鳴り始める。 意を決したのか今度は電話を取ってみると――その人の息子さんからでした。
 
 3.
 台風接近中の山奥の現場、もちろん大雨、強風。
 川の側に置いてあった重機が動かなくなったので修理に来てくれ、とのこと。 まー何があったかというと、川の側に置いてあったのが浅はかだったわけで、増水した川の中に件の重機が上半分だけを残して沈んでるんですから。
 これ、修理とか直せるとか、そんな問題じゃないから! むしろ、ここに来させるアンタらの常識を疑うわ。 お客さんに状況を説明、担当営業マンにも同じ事を伝えると――「数分前まで水(川の水位)が来てなかった言うから、もう少しそこで待ってて。 で、水が引き次第何とかしてあげて(電話切られる)」――耳を疑うとはこのことか。
 面白い、残ってやろうじゃねぇか。
 道路から少し下がったところ、状況が一望できるところを幾つか見つけ、その中の一つを選び、大雨と強風吹きすさぶ中に半ばヤケになった僕が監視のために立つ。
 僕を呼んだお客さんはとっくに撤収(声も掛けてくれない)。 何分居たかな、10分は経ってなかったはず。
 少し離れた向こうの斜面がいきなり崩れたんです。 雨と風とでロクに音も聞こえない。 視界から得られる情報のみ。 しかも、その崩れたところは、僕が幾つか選んだ候補の内の一つ。 たまたま最終的に選ばなかった、そこが今は崩れてしまいえぐれた地肌をさらし、滝のように流れる土砂が形を変えていく。
 今立ってるここも、あんな風になるかも知れない……慌てて道路まで戻り車に飛び込む。 そこで所長から電話が掛かり、状況を説明。 撤収命令が下されました(すなわち無事帰還)。
 運が良かった、って言うんでしょうね。 足下が崩れれば、落ちる先は増水した大荒れの川が待ってるわけなんですから。
 あ、この重機は後日、クレーンで吊り上げ可能かつ積載可能なサイズまで分解して引き上げました。
 
 無駄に長くなってしまったのでこれにてオシマイ。
 ではでは。