便利は良いことばかりでは……?
車検や修理とかで自分の車を預け、代車に乗ることがあったりしますけど、最近の車は楽チンですね〜。
正面の視界の広さは言うに及ばず、サイドミラーの視界も広く感じますし、後進時にはバックビューが表示され、夕方やトンネル内など、周囲が暗くなれば自動的にヘッドライトが点灯。
運転手は操舵と加減速に集中できるんじゃないんですかねー?
まぁ、楽ではありますが――楽しくはないですね。
あらゆる便利、お手軽機能が積まれようとも結局のところ、使う人次第。
先日も、仕事場の敷地内で荷物を下ろしたお客さんのライトバンが後方へ急発進。 数メートル、カッ飛んでいって20cmぐらいの段差を跳ね越え、止めてあった車輌に衝突する寸前に急停止。
運転していたお客さん曰く、「アクセルとブレーキを間違えて踏んだ(シフトをバックに入れ、サイドブレーキを外しながらグッと踏んだペダルがアクセルだった)」とのこと。
もはや「お約束の理由」です。 コッテコテの。
視界の広さも、果たしてソレを活用できてるのか甚だ疑わしいものですが、それ以前に車の大きさの割に道幅の狭い所が多いのがまた困りもの。
新しい住宅街ならともかく、昔からある住宅地となると離合はもちろん、曲がり角すら二度三度と切り返さないと曲がれなかったり。
視界をサポートするカメラの範囲外はもちろん見えてないので、擦ったりぶつけたり、そうなるのが嫌なばかりに立ち往生なんて事態も。 意外と、端から見てたらまだまだ余裕があったりするんですけどね。
そういや、今の車を買った頃何かの雑誌で「クルマは、不便を楽しむモノ」とか何とか言ってる記事を見かけました。 当時は何となく程度にしか意味が分からなかったんですがこれは多分、不便の中でクルマの挙動を学び、体に覚え込ませ応用していく……と言った意味も含んでたんじゃないでしょうか? 考えすぎか。
仕事柄、軽四から4t級車輌まで乗る機会も多くその走行距離も長いんですが、幸いにもまだ車の運転は嫌いにはなってません。 かといって、上手いとか慣れてるかと問われると、お察し下さいな(ノ∀`)
ハイテクで大人しい車よりかは、多少クセのあるクルマの方が運転してて「楽しい」、そんな事を愛車の点検の最中に思ってました。 限度はありますよ、もちろん。
ではでは。