今回は写真が少なかった
ある日、晩ご飯を食べながら思いつきました。
「そうだ、室戸岬、行こう」
晩ご飯を食べながら思いました。 そう、晩ご飯を食べながら、です。
自分ちは愛媛の東部、行き先は四国の南東端。 時刻は19時を回ったところ。 普段なら間違ってもこんな時間に行くような所じゃないんですが、夏期休暇ということも合ってある程度、時間も融通が利くし、予定も一通りは済んでる。 何より夜中に車を走らせるなんて、仕事以外ではそうそう出来ませんし。
1930時をちょっと過ぎた頃、高速道路に乗って一路東へ。
一般道を使おうかとも考えましたけど、さすがに今からの時間、うっかりガス欠になってしまったら目も当てられません(高速道路を使ったからといってガス欠の心配が無くなるわけでもないですが)。
さすが時期だけあって高速道路は込んでます。
高松道と徳島道、どちらを使おうかギリギリまで迷ったんですがなんとなく徳島道へ。 ほとんど一車線(対面通行)だし路面は悪い(細かい振動を拾う)し、と、あまりいい印象を持ってない徳島道ですけどね。
途中休憩のため立ち寄った上板SAでは、蛍の光が流れてました。
徳島ICで高速道路を降り、市内を南下。 夜の闇の中を真横に走る、阿波しらさぎ大橋のライトアップに目を引かれながら通過、ひたすら国道を南へ。
さすがに徳島近郊だと交通量は多いんですが、阿南を抜ける頃にはかなり減ってました。 車の流れも比例して快適に。
信号もほとんどが点滅に切り替わってて止まる回数も数えるほど。
道の駅日和佐で二回目の休憩。
道の駅の駐車場なんかは、思ってた以上に車やバイク、さらには徒歩や自転車で旅されている方が仮の宿として利用してました。 話をしようかなとか思ったんですが、時刻は23時目前。 普通なら寝てる時間です。
さー、また走りますよ〜( ゚ω゚)=3フンス
日和佐も抜け南下していくと、まさかの雨に遭遇。 ワイパーを間欠ではなく連続で動かさないといけないぐらいの雨。
ちくしょう羨ましいな。 今住んでる所なんてまとまった雨が降った日なんて、いつ以来だろ? ってぐらいご無沙汰なのに。
雨を抜けたかと思うとまた降ってたり、そんなこんなで日付が変わる頃、
約5時間弱、といった所ですね。 距離は……ああっ、見るの忘れてた! 多分270kmぐらいかな?
道路沿いの街頭以外は深夜の暗闇。 その向こうから太平洋の荒波が打ちつけられる音が響いてきてます。 やや強い風に乗って潮の匂いを含んだ風が当たりを走り抜けてます。 と、頭上を見上げると、室戸岬灯台の明かりがぐる〜りぐるりと回ってるのに気付きました。
少し行った先の「第24番札所 最御崎寺」の奥の方にあったんだっけ。
光を放ってる灯台を見るのは初めてなので、行ってみることに。
ですが、駐車場にこそ灯りはあったんですが、そこから先は当然暗闇。 一寸先は闇、という言葉がそのまんま当てはまります。 スマホのライトを頼りに物音をあまり立てないように歩を進めると暗闇の中からいきなり強烈な光が。
慌てて身をかがめました。
そういやこの灯台はこんな高さにあったんだった。
何10kmも届こうかという光を、暗闇の中からいきなり目に受けてしまってはどうなることやら……まあ、こんな時間に普通は訪れませんもんね。
真っ暗な海に向かって、定期的に伸びて縮んでを繰り返す光を眺めること数分。 聞こえるのは灯台の駆動音と波の音。 う〜ん、なかなか見られない光景だ。 動画でも撮っておけばよかった、ちょっと後悔。
後は帰るだけ。 今度は高知道を使って帰ります。
途中、仮眠を取ったりしてたので、帰宅したのはすっかり夜も明けた頃。 実際に走ってた時間は2時間あるかどうかだったんじゃないかな? 距離も総合距離(家〜徳島経由で室戸〜室戸から高知経由で帰宅)は430kmぐらいなので差し引き160kmぐらい。
何というか、久しぶりに自分の車で長距離を走ったような。 それも時間と相まって(暗いからまわりの景色が見えないので)運転に集中していた感じ。
たまにはこんなドライブもいいかな、と思います。
ではでは。