【タイトル未定のブログ】

ものぐさな人のある日の出来事だったり。

 情報は最新の物を。

 
「わんだら〜君、またで申し訳ないんやけど……」
 所長から、そんな言葉から始まったお仕事は「岐阜県まで行って、お客さんが使ってる車輌の交換」と言った内容。 愛媛から岐阜まで、本当によく行くなぁ(´ω`)
 車で走るのは嫌いではないし、往復するだけで丸一日つぶれてしまうので仕事としては楽チンと言えば楽チン。 まぁ、片道約5.5時間、往復で900km以上走るという条件なんですが(ノ∀`)
 
 とは言え、今回は厳しい時間指定は無し(09時現地着とか言われたことも)なので、予定としては12時前か、13時頃を予定。 遅くとも0630時にはここを出ないと間に合いませんが、休憩も少しは取りたいし、天気も(岐阜の方は)雨らしいので早めに出発。
 こちら(愛媛側)は雲こそ広がってますが、日が射してます。 ときおり黒い雲が通り過ぎるぐらいですが薄曇り。 ところが、瀬戸大橋を通り岡山県に入ると雲は厚みを増し、東に進むにつれ暗くなってくるじゃないですか。 で、神戸に入る頃には雨となりました。 まー、分かってたことだし、視界が悪いのは仕方ないな。
 
 が、この雨、東に進むにつれ激しさを増し、ついには舞い上がる水しぶきと降り注ぐ雨によって二台先の車すら視認しがたい状況に。 ワイパーも一番早く動かしてるのに見づらいのなんの。 渋滞も発生して意外と進まないったらもう。
 
 養老SAに着いたのが1140時頃。
 今から行ったのではちょうどお昼休みの時間ド真ん中になってしまいます。 それはちょーっと間が悪いというか何というか。 時間を調整して1240時頃に近くまで到着、さらに待機すること約10分。
 お客さんが居るはずの作業現場、その入り口で受付手続き(単に記帳するだけですが)をして電話を掛けます。
 
僕「お世話になっております、◯◯(弊社名)です」
お客さん「あ、お疲れさまです。 もう着きましたか?」
僕「はい、ただ今守衛さんの所で受付を終え、入場ゲートを越えた所で待機してます」
お客さん「え? 守衛? ゲート?」
 
 ここでいきなり、会話の歯車が狂う疑問符が。
 
僕「岐阜県の◯◯(場所名)にお持ちすると聞いていたんですが、どこか違う場所でしたか?」
お客さん「えーっ!? ソコまで乗って来てくれたん!?」
 
 オイオイ、なにやら話がおかしな方向へ行き始めたんじゃ――
 
お客さん「大阪の支店で待ち合わせって◯◯(ウチの所長)さんには伝えとったハズやのにーぃ」
 
 ホワーッツ!!? 今何と仰いましたかアナタ様!? おおさか、OOSAKA、おーさか!? 大阪と言うと大阪府ですかーッ!?
 
お客さん「えーっと、分かるかなぁ。 大阪の……」
僕「◯◯市△△町の……」
お客さん「あ、そうですそうです! そこに今、居るんですよ」
僕「聞くまでも無いですが、お車も……?」
お客さん「ええ、そうお伝えしていたんですが……」
 
 OK。 原因は分からないけど状況は掴めましたヨー。
 持っていくしかないですよねー、ここからー、大阪の支店までーぇ。
 幸い、その支店には今月に入って二回ほど行ってるんで、カーナビで住所から検索。 約2.5時間と出ました。 ぉほっ、まさかの(岐阜まで)無駄足とわ。
 間違いで訪れた現場から離れる車内で、しばらく大笑い。 コレで笑わずに、なにで笑うのか。
 
 何はともあれ大阪まで引き返し、カーナビに導かれながら支店までひたすら走り、16時頃には引き渡し完了(走行距離約620km)。
 さー今度は愛媛まで帰るんだぞー。 またしてもカーナビに導かれながら都会の町を縫い走り高速道路へ乗ることが出来ました(゚∀゚)
 ここまで来たら一安心、よほどのトラブルにでも遭わない限り戻れます。 唯一の懸念ごとは、残燃料が半分だということ。 入れ替えた車輌に給油してくれてなかったんです。
 けど、まぁ、道中のSAには給油所もあるし何とかなるでしょうて。
 
 もうノンストップ。 ただただひた走り、愛媛の自分の営業所に戻ったら時刻は20時丁度、燃料も丁度警告灯が点灯しました。 総合走行距離930kmほど。
  
 作戦、完了ナリ
 
 いくら車で走るのが好きとはいえ、一日で走る距離じゃないよコレ。
 車から降りたらちょっとフラつきました。 揺れてる感じ。
 あー参った参った。 でも面白かったー。
 ではでは。