思いつきで行ってきました(その5
雨は夜中に降ったのやら、起床、寝ぼけ眼でカーテンを開けると薄曇りながらも晴れてます。 泊まった宿も、宿泊客は僕ともう一組いたかどうかみたいです。
出発の前にチェーンに注油、と。 今日の夜には小樽港からフェリーに乗ってるので、北海道を満喫できるのは今日が最終日。
今日、行きたい所は……新十津川駅、かな? 「日本一早い最終列車が出る駅」ですが、既に廃線になってしまっているので、せめて時刻表だけでも見られないかなぁ、と。
グーグルナビに導かれるままにバイクを走らせて……紙の地図を見ながらじゃないと、一体ドコを走ってるのか分からないですね。
それにしても、どこを撮っても広大な景色がひろがってるな~。 車の流れも、通行数の割には早いし。
とはいえ、比布町を過ぎた辺りから徐々に流れが悪くなってきたので高速道路を使おうかな、と。
↑ 旭川では桜が満開でした。
高速道路に乗ってさあ加速していきます。 北海道は高速道路も道幅が広いんですね。 コーナーもすごく大きな弧を描いているので、走りやすかったです。 まあ他の車両の速度も比べものにならないんですが(こっちが250ccだからのもあるけど)。
新十津川駅に着いたのはお昼前。 うわぁ、下川町を出たのが0800時ぐらいだったのに、高速使ってもこんなに時間掛かるとは。
お目当ての時刻表は既に外されてました(右の写真がそうですね)。
ところで、この記事を打ちながら新十津川駅をちょっと調べてみたら――もう、この駅舎は、解体されて無くなってるんですね……
駅舎の横に咲いてた桜に、何となく惹かれたのは気のせいだったんだろうけど。
さて、移動しようか。
この後、特に行きたい所は思いつかず小樽港へと向かうだけ……だったハズなんですが、羊蹄山を見に行きたくなってしまいまして。
しかし、ここ(滝川市)から倶知安町かぁ。 また高速道路を使うか(まだまだ風が強くて、結構怖かった)。
何となく余市町の方から赤井川村を抜け、倶知安町へと入っていくと、おもむろに富士山そっくりな山が見えてきた。
ホント似てるな~。
望羊の丘と言う所にも行ってみたんですが、見事に逆光でした(午前中に来れば綺麗に見えるんでしょうけど)。
さぁ、もうだいぶ日が傾いてきたのでフェリーターミナルに向かわないと。
真横から差す夕日が、影を長く伸ばしてくれてます。
撮ろうと思ってカメラを出すも、なぜかそのまま戻しました。
また来たときに撮ればいいや、そんな風に思ったのかも知れません。
毛無山展望所に立ち寄ってパシャリと。
うぅ、かなり冷えてきた。 新十津川駅でオーバーパンツを外して、グローブもメッシュのに変えてたから寒い寒い。
港に着く前にセコマに寄って(この旅、最後のセコマ)パンをいくつか購入。 結局セコマ以外のコンビニには寄らなかったな。
乗船手続き、待合所でうたた寝、フェリーの入港を見るため外に出て、乗船待ちの列へ。 あぁ、これに乗ると憧れてた北海道から離れてしまうんだよね。
また――また、来ればいいんだ。
よほどのことが無い限り、来る機会は必ずあるんだから。
車両甲板に案内され、バイクを固定。 シートバッグを担いで受付を済ませ、あてがわれた部屋へ。 そういや、乗船車両も人数も来たときより多いな。
明日の2115時まで海の上か。
荷物を下ろし、寝台に腰掛け、いつの間にか眠ってしまってました。
ではでは。