去る者、追わ……?
2月末を持って、ウチの営業所の経理の人が退職しました。
あ、いや、有休の消化とかがあるので籍自体はまだ残ってるんですけどね。
最後の日、陽も沈み、月末の処理が一段落付いたのを見計らって、お別れと感謝の挨拶のコーナー(そんな立派なものでもないけど)。 みんながそれぞれ、短いながらも言葉を述べていってたけど、何を言ってたかは耳に入ってきませんでしたよ僕は。
勤務時間の間だけとはいえ、10年とちょっとの付き合い。 さらにここ二年ほどは手の届かない所、思慮の足りない所を当たり前のように助けてくれてて。
それに対する感謝やお礼、諸々を返せないままこの時を迎えてしまったんだなぁ、とガラにもなく視界が滲んできました。
受けた恩を返すのは難しいなぁ。
せめて、居なくなった後でも出来る限り、いや、少しぐらい上手くやって見せねば――!
などと意気込んで突入した3月。 連日、遅ぉく残って仕事しております(ノ∀`) 意気込みごときで何とかなるほど甘かぁないわなぁー。
ところで、この方は前々から「時期が来たらスパッと辞めますね」と言ってたんです。 当然、後任を手配する必要はあるし、なんだったらもう何人か追加で欲しいぐらい。
なのになのに、あぁそれなのに、本社が動いたのはそれの1.5ヶ月前ときたもんだ。 呑気に「定年後は、嘱託で雇おうかな~」なんて考えてたらしいですぜダンナ(誰?
なんとか後任の人が決まって、ウチの営業所にやって来たのは(定年まで)残り2週間を切ろうかという頃。 遅い、遅いよ!
引き継ぎらしいこともほとんど出来ず。
今は伝票担当の人が経理も兼任する形ですけども……この扱いヒドいんじゃね?
とはいえ、泣き言を言ってる場合じゃないし、残った僕らは進むしかないわけですよ。
何かの縁で、フラッとウチの営業所に来てくれたときに、冗談を言って笑えるような、そんな風になっていたいんですよ。 職場としてはいかがなモンかと思うけど。
ではでは。